ジャズダンスにヒップホップ
ジャズ時代にもアンブラップのダンスは名称がありジャズダンスとは言ってなかったようです。
ショーダンスやモダンダンスをする人が商売するのに都合が良い名称だったので使ったのでしょう。
ヒップホップも無関係のようなものに使われているのと似ています。
アンブラップのダンスは社交ダンスとして発展した。
1960年代はリズム&ブルースの流行で多くのダンスが生まれました。
その後、1990年のニュージャックの時代まで数百のダンスが生まれました。
それで、どの時代からダンスを始めたかでダンスの好みが違います。
その上、アンブラップのダンスは個人の能力でダンススタイルが違います。
流行のダンスをシンプルに踊るのは稀で、同系のダンスを混ぜて踊るのが普通だからです。
長く踊って多くのダンスを知るほど応用ができて楽しめるからです。
男女で踊るのが基本なのですが、その楽しさも踊れなければわかりません。
1980年頃には、ブレイクダンスの流行でDJとラッパーが台頭してダンス音楽に変化が生じてきました。
DJプレイやブレイクダンスでパフォーマンスすることが好まれるようになったからです。
1990年のニュージャック・スイングを最後に曲調でダンスすることは少なくなりました。
この頃から踊るのを楽しむのではなく、パフォーマンスを見せて楽しむようになったのです。
それは芸能界のアンブラップも同じでした。稼げるスタイルに変えたのです。
それは楽しむダンスを失うことにもなったのです。
アンブラップのダンス上手が減りました。お金にしようと質を落とせば自らに降りかかるのです。
アンブラップがダンスの型を知らないのでダンス音楽も生まれないのです。
そしてダンスを踊れないので、見ているDJも曲がわからないのです。
ヒップホップと言われているビート主体の曲が多くなりダンス好きにはつまらない時代なのです。
ダンスはパフォーマンスへ!
アンブラップのダンスはポップロックの進化などで見せるダンスへ変化しました。
モラルの低下で、見せることに特化した派手なパフォーマンスが増えたからです。
2000年頃までは一部のラップ歌手などが、フリーのダンススタイルで活動していましたが、
アンブラップの多い所だけのことで、一般向けや海外では少なかったのです。
メディアは見ても理解できないから、一般人に受けるものしか紹介しないからです。
ダンスの一部を取って応用したパフォーマンスをダンスと言ったり、
見ていられないほど酷い動きをダンス上手とコメントする司会やタレントが多すぎます。
何が良くて何が可笑しいかを自らが勉強しなくなったのが原因なのでしょう。
世代が変わったので、誰もがダンスとパフォーマンスの区別がつかなくなってしまいました。